【145-2話】あなたの体質は(体質9分類)陽虚体質と陰虚体質


                陽虚体質(要因)

先天的要素や後天的養生の不足
先天的要素:受胎時・妊娠時に両親が虚弱・高齢出産・早産
後天的養の不足:
   *普段からみだりに寒い環境を好み陽気を失う
   *病気が長引き陽気を失う
   *加齢に伴い陽気が衰弱する

主な特徴

 冷えやすい、寒さに弱い。この寒さは絶対的な陽不足による「実寒」と「陰」が過剰で相対的に「陽」が不足している「虚寒」の2種類がある。陽虚は気虚のさらに進行したタイプとされている。

1. 平素から寒がりで、手足が温まらない。また、膝、腰、背中、腹部、首筋が寒いと感じる。
2. 顔色は白く、はりがなく、筋肉が弛みがちで、シャキッとしない。
3. 月経痛、月経不順、過少月経、早発閉経、不妊がみられる。
4. 唇の色は薄い。
5. 温かい飲食を好む。
6. 食後すぐに眠くなり、転寝が多く、睡眠時間も人より多い。
7. 慢性の腸炎、大腸炎がみられる。
8. 平便は柔らか気味で、下痢になる場合が多い。
9. 尿の色は薄く、量はやや多い。排尿時間は長い。
10. 舌の色は淡く、少し太っている。両側に歯痕が見られ、舌苔は湿っぽい。
11. 脈は弱くて(弱脈)、遅く(遅脈)、沈脈を呈する。
12. 性格は内向的、感傷的で落ち込むタイプである。情緒は不安定である。
13. むくみ、呼吸器疾患、EDが見られることがある。
14 冬には弱いが、夏には強い。寒邪、風邪、湿邪の影響を受けやすい。


適する食材

量を控える食材


メンタル養

  友人を広くつくり、周りの人と良く交流する。
プラス思考で暮らす。
気持ちをコントロールするように心がけ、喜怒哀楽の過不足を調整する。
気持ちを発散し、自分の胸の内を打ち明けるようにする。
寛大で、包容力のある自分を育てる。
音楽は軽快で楽しい軽音楽やクラシックがおすすめ。

                ライフスタイルの改善

扇風機や冷房の風が直接当たらないように注意し、温度設定も低すぎないようにする。 
    夏場のキャンプなど野外では体を冷やさないように注意する。
古典理論では「春と夏は陽を養う」とされており、両季節とも多様の光を良く浴びる事
   が重要。中医学では、腹部は陰で、背部は陽とされるため、背中の日光浴が望まし
   い。日光浴は陽気を強くし、経絡を温めて、気血の流れをスムーズにする。長時間は
   避ける。
住居は日当たりの良い南向きが望ましい。
寝室は、温度変化の少ない環境が望ましく、風邪、寒邪の影響を受けないようにする。
体質改善のための運動
運動の季節としては春と夏が最も適している。
冬場は天気の良い日に、適当な室内運動をする。
風が強い日、寒い日、霧の濃い日、大雪の日、並びに大気汚染のひどい日には、寒邪、
   湿邪に体を損なわれないよう運動を中止する。
運動の時間帯はいざ氏の良い午前のほうが適している。しかし汗のかき過ぎには注意。
運動の種類は、軽いジョギング、散歩、ラジオ体操、太極拳、ゆっくりした縄跳びなど
   のスローテンポな運動がお勧め。
全体的に運動強度は、少し汗ばみ、疲労を感じない程度が望ましい。

ツボのセルフケア

原則:腎を補い、陽気を助けることで陽虚体質の改善を図る。
方法:「足三里」「神闕」「気海」「涌泉」を自己マッサージ。
   「足三里」は毎日2回、毎回3~5分、痛気持ちいい程度に刺激する。
   「神闕」は時計回りで2~3回、反時計回りで2~3回さすり、複数回行う。
   「気海」は毎日3回ほど押し込む。
   「涌泉」は毎日1分間揉みほぐす。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
 陰虚体質(要因)

  先天的要素や後天的養生の不足
妊娠中の母親が虚弱・高齢出産・早産
後天的には、過度の性生活による精気消耗、陰液不足や出血性素因など
   すなわち、陰液(津液・精血)の不足により、主に、陰虚内熱の症状が現れる。

主な特徴

 瘦せ型で背がやや高い人が多い。体内水分の不足(陰液不足)。燥邪により熱がこもり(燥熱)、イライラしやすい。
 
1. 脈は細い。
2. 尿色は黄色く、尿量も少ない。
3. 便は乾燥し、硬い。
4. 性格は短気、外交的で活発なタイプ。
5. 虚弱による老化、失精(精力消耗)。
6. 冬は強いが、夏は苦手。暑邪、熱邪、乾邪などの影響を受けやすい。
7. 脈は細い。
8. 尿色は黄色く、尿量も少ない。
9. 便は乾燥し、硬い。
10. 性格は短気、外交的で活発なタイプ。
11. 虚弱による老化、失精(精力消耗)。
12. 冬は強いが、夏は苦手。暑邪、熱邪、乾邪などの影響を受けやすい。

                                               適する食材

              量を控える食材



メンタル養生
 
無欲で、争わず、精神活重視を考える。
争いや怒りを招く勝負ごとやゲームは控える。
常に、穏やかな気持ちを保つように心がける。

               ライフスタイルの改善

1. 仕事による緊張や徹夜の他、激しい運動や高温酷暑での仕事環境は避ける。
2. 睡眠の最良時間帯として、夜の23時~1時と昼の11時~13時を中医学では「子午寝」といい、古くからこの時
  間帯は「陰」と「陽」の盛衰が入れ替わるとされ、人体も自然界に順応して静かな状態に入るべきだといわれ
  ている。特に、深夜の時間帯では静かな状態を保つことが重要である。
3. 陰精の保護に心がける。
4. 陰虚質の人は乾燥肌が多いため、保湿と皮膚のケアに気を付ける。
5. 禁煙する。タバコは燥熱の性質をもち、長期使用により体内に熱がこもり乾燥しやすいことから、口や喉が渇
  き、痰が多くなる。

ツボのセルフケア

 原則:腎を補い、陰を有益にすることで陰虚体質の改善を図る。
 方法:「三陰交」「太渓」「照海」を自己マッサージする。
  「三陰交」は毎日1~3分揉みほぐすことで血流促進、血液の滞りを改善。
  「太渓」は毎日1~3分押し揉む。
  「照海」も毎日1~3分押し揉む。
  


 









コメント

このブログの人気の投稿

【051話】NHK総合ためしてガッテン(ウルトラしょうが)余話

【145-5話】あなたの体質は(体質9分類)特稟体質

【145‐4話】あなたの体質は(体質9分類)血瘀体質と気鬱体質