【145‐4話】あなたの体質は(体質9分類)血瘀体質と気鬱体質

                      


                 血瘀体質(要因)

体内の血行不良と瘀血内阻を伴った諸症状を示す体質
先天的要素の不足、又は後天性の外傷、思い悩むことによる気の流れの停滞、又は慢性化した病気によ
   って経絡が侵されたことなどによるものと考えられている



主な特徴

 顔色が暗く、唇の色もやや暗い、舌下静脈は怒張して紫っぽい。知らないうちに体のいたるところに肌荒れやあざができる。
1. 血行不良が明らかで、皮膚の色は暗い。色素沈着が見られる。
2. シミ、そばかす、肝斑、老人斑、目のまわりのくまができやすい。
3. 抜け毛があり、皮膚がカサカサする。
4. 芽の充血、歯ぐきから出血がある。
5. 唇の色が暗く、斑点が見られるほか、舌下静脈の怒張や紫色などの特徴がある。
6. 月経痛、月経過多、月経不順、早発閉経が多い。
7. 脈は細く、渋脈を呈す。結脈、代脈が見られる場合がある。
8. 性格的には、イライラしやすく、せっかちで、物忘れがある。
9. 不眠がちである。
10. 各種痛み、血液循環の不全、腹部のシコリ、脳卒中、胸の痛みなどの傾向がある。
11. 寒邪や風邪への耐性が弱い。
12. 男女別では、女性の方が男性より多く見られる。


適する食材

量を控える食材

              メンタル養生

血瘀体質の多くは、気血鬱積状態にあるので、営気や衛気を整え、常に楽観的で軽やかな精神状態を保
   ち、気血の流れを良くする。
幅広いコミュニケーションを通じて、人とのかかわりを潤滑にし、人を許す包容力を養い、良好な人間
   関係を築くなど人や社会に有益な活動をする。
正しい人観を確立させることで、「足るを知る」よう心がける。
ボランティア活動にも積極的に参加し、幅広い趣味と前向きな競争意識や向上心を養う。


                   ライフスタイルの改善

1.   早寝。早起きの規則正しい習慣を身につけ、良質で充分な睡眠を確保する。
2. 盛夏には冷たいものの摂り過ぎには注意し、居住環境の温度設定が低すぎないようにする。また、寒い
      季節は防寒に心がけ、寒冷刺激を避ける。
3.   長時間のデスクワークは血行不良になりやすいので、時々体を動かすことが重要。
4.   静と動のバランスを調整し、だらだらとした日常活を送らないようにする。


                  体質改善のための運動

血液循環を促進する運動を選び、持続的に鍛錬する。
•   強度が強く、負担の大きい運動は控える。中小負荷で不数回の鍛錬がおすすめ。 
   特に歩くことは全身の気血の運行を促進し、気を高めることができる。
運動を行う場所は閉鎖した空間を避け、広びろとして、空気が新鮮で美味しいところが望ましい。
運動中に、胸が苦しい、息切れがする、脈拍が著しく増加するなどの症状が現れた場合は、冠動脈硬化
    症の危険性があるので、直ちに医師に相談する。

                                    ツボのセルフケア

原則:血流の流れを促進し、うっ滞を改善する。
方法:「合谷」「血海」「三陰交」を自己マッサージする。
   「合谷」は毎日2~3回、毎回3~5分程度押し揉む。
     *合谷:手を開いたときの親指と人差し指の間で第2中手骨の中間点に位置するところ。
   「血海」は毎日3程度軽く押し揉み、少し”少し痛気持ちいい”と感じる程度でよい。
     *血海:膝を曲げたとき、膝小僧の内側から大腿部へ2横指上がったところの大腿前内側。
   「三陰交」は毎日1~5分程度押し揉む
     *三陰交:内くるぶしを4横指上がり、脛骨内縁のところ。



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          気鬱体質(要因)


先天的な遺伝要素のほか、後天的に強い驚きやおそれにより精神的ショックを受けることや、思い通り
    にならず悩み続けることなどによる。
また、気分が晴れない状態や鬱積が長期にわたって続くことにより形成される。


          主な特徴

 内向的で精神的に不安定、気鬱で脆弱、敏感で疑り深い性格が特徴である。
 気鬱質は偏頗体質であり、病気のうつ病とは異なる。
 
1. 内向的で情緒不安定、疑り深く、敏感である。イライラしやすく、緊張しやすい。驚きやすい、あがり
    症。楽しい気分になれない。感傷的。
2. 胸・乳房や脇がはり、ため息をつきやすい。
3. げっぷ、しゃっくり、のどの異物感を訴えることがあり、痰が多いこともある。
4. 睡眠の質がよくなく、物忘れが多い。
5. 唇が淡紅色で、舌苔は薄くて白い。
6. 便は乾燥傾向にあり、尿は正常である。
7. 体型は痩せ気味が多い。
8. 抑鬱症、臓燥、梅核気、白百病、不眠、EDや怖がりやすいなどの症状が見られる。
9. 精神的なダメージへの適応能力が低く、曇りや雨の天気を嫌う。
 
【分布状況】
 現代社会では」増加傾向にあり、女性に多く見られる。まあ、若年、中年層にも多く、学や無職の人に多いとされている。

          体質改善食

気の鬱滞を解消し、脾胃(消化機能)を調整する。
収斂作用がある酸っぱいものや渋いものは控える。
冷たいもの(氷、アイスクリームなど)は控える。
気鬱質は不眠を伴う場合が多いので、カフェインを多く含むものを控える。



           適する食材

量を控える食材


      メンタル養生

愉快な精神生活を送り、気血の流れをスムーズにし、憂鬱な気分を減らす。
積極的に楽しさを追求し、社会活動や娯楽に多く参加する。例えば、お笑い、コメディ、落語、積極的
        で人を鼓舞する映画・ドラマ・書物などがお勧め。悲劇、災害や恐怖などの作品は好ましくない。
活発で軽快で他のいい音楽は気持ちの良いテンションが上がるので良い。
積極的にコミュニケーションを図ることにより、人との交流を深め、感情の表現を豊かにし、互いに親
        近感を深める。
人に寛大であることや幅広い趣味を持つことも人との連携を深めるうえで重要である。
鈍感と単純を旨として、物事に敏感にならず複雑化せず、シンプルに考えるように心がける。
以上の活により、普段から、朗らかな気分と心身のリラックスを心がけ、楽観的でポジティブな心情
        を保つ。

          ライフスタイルの改善

1.  気鬱質の人は身体を動かすことが必須で、じっとしていることは好ましくない。
2.  屋外活動や社会活動を増やす。
3.  ゆったりとした服装が望ましい。
4.  住居環境は広く、明るく、風通しの良いところがお勧め。屋内装飾は部屋の明るさや広さを演出するよ
     うなものにする。
5.  規則正しい睡眠周期を保ち、早寝早起きを心がける。
6.  熱めのお風呂に入る。

          体質改善のための運動
1.  気の流れを調整し、精神心理的にのびやかにする。屋外での活動が重要。
2.強度の強い運動をすることにより、気の流れをスムーズにする。運動は自分の趣味に合った種目を選択す
   る。
3.   強度が強く、高負荷な運動、例えば、ランニング、登山、水泳、球技、武術などは気血の推進、肝気の発
  散、食欲促進、睡眠改善などの効果を上げるのに有効。
4. 難易度の高い種目は、計画的・持続的なトレーニングを重ねることで、テクニック向上と体力強化も図
  れる。
5. 運動など動的要素のみならず、静的要素、例えば将棋、トランプ、気功、ヨーガ、座禅、リラクゼーシ
  ョン法などを取り入れることで、めりはりをつけ、楽しく遊びながら、人とのコミュニケーションを図
  る。

           ツボのセルフケア
 原則:肝の機能を整え、気の流れを良くし、気の滞りを改善
  方法:「合谷」「陽陵泉」「太衝」を自己マッサージ
     「合谷」は毎日2~3回、毎回5分程度押し揉む。
       *合谷:手を開いたときの親指と人差し指の間で第2中手骨の中間点に位置するところ。
     「陽陵泉」は毎日親指で1~2分程度押し揉む。
       *陽陵泉:下腿部外側、腓骨頭の前方下のくぼみ
     「太衝」は毎日5分間押し揉む
       *太衝:足の甲で、第一、第二中足骨間のくぼみを指先側からなぞり、指が止まるところ。


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