【121話】 二月五日の七草粥 

                             

 


 大晦日が明けますと「新春」と云います。一年は春から始まります。しかし、一月から二月にかけては一年で最も寒い時期に当たります。

 一月七日に春の七草を入れた七草粥を食す習慣がありますが、七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、ススナ、スズシロ)のうち、栽培野菜のスズナ(大根)、スズシロ(蕪)は手に入るものの、他の五つの野草はまだ芽吹きもままならない環境です。

今年(令和7年)新暦の一月七日は旧暦の二月五日にあたります。大寒が過ぎて、立春が近づいてきますと、野には春草の新芽が顔をのぞかせます。そのように考えますと、昔からの行事は旧暦に従って行うのが理にかなっています。

 冬の青い野菜が少なかった時代に、自然の恵みを心待ちにした七草粥の行事は、食材があふれている現代人にとって感動を受けることが少ないのかもしれません。

 一月七日が近づくと、スーパーでは、ハウス栽培された七草のセットが売られます。それが結構売れるというのですから驚きです。

 現代人には、一月七日に七草粥を食べるよりも、二月四日に野に出て、野草の新しい芽えに春の気配を感じることのほうが重要かもしれません

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