【024話」ネズミモチ(冬)生薬名:女貞子(じょていし・にょていし)

 


ネズミモチの花と実

ネズミモチは関東以西に野生する低木で、沖縄、朝鮮半島、台湾にも分布があります。公園や垣根に多く植えられています。

夏、枝先に円錐状の色い多くの小花をつけ、果実は黒紫の楕円形で、ネズミの糞のようで、葉がモチノキに似ていることから、ネズミモチの名がついています。

中国にはネズミモチより実や葉が少し大きいトウネズミモチがあり、女貞といい、その果実を薬の女貞子と呼び、強心、強壮、強精薬として用いられてきました。

漢方では、腎、肝を養い、膝腰を強くし、精力を養い、足腰の筋力低下、めまい、月経困難、白髪、視力低下、かすみ目にも効き目があるといわれています。

なお、女貞は冬でも葉が青い様子を貞女になぞらえて名づけられました。

オレアノール酸、ウルソール酸、マンニトールなどを含んでいます。オレアノール酸には強心、利尿作用があり

ます。

焼酎につけた女貞酒は滋養、強壮の薬用酒です。果実の女貞子のほかに、樹皮は風邪の熱に、葉には抗菌作用があり、解熱の目的で利用されます。


YouTube「寄り道脱線 生薬雑話」の「【98話】貞女になぞられたネズミモチ/果実は強心、強壮、強精剤」に「ネズミモチ」についての動画が収載されています


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