【020話】満漢全席を食す
1972年9月29日、日本の田中角栄首相・大平正芳外相と中国の周恩来総理・姫鵬飛外相の間において、日中共同声明が署名され、日中の国交が回復された。
その翌年、初めて北京を訪れました。その中で忘れられない訪問先の一つに、紫禁城の北にある北海公園に隣接する宮中料理のレストラン「仿膳」があります。
数ある特色料理の中でも、最も有名なのは中国料理の最高峰「満漢全席」です。満漢全席は山海の珍味を集めた料理で満族と漢族の料理の集大成です。完璧な満漢全席では、134種の料理、48種のオードブルとデザート、果物が出されます。それを48回から6回に分けて食べ切るのでですが、当時はその一回分だけ賞味しました。
201X年某月某日、とあるホテルで、そんな満漢全席が開かれるとの情報があり参加しました。会場は中央に20名ほど座れる円卓があり、中国琵琶と胡笛の生演奏に迎えられて着席しました。卓上の飾りにも工夫が施され、これからの料理に饗される珍味珍材が並べられています。紹興酒とスパーリング日本酒で乾杯をし、宴席が始まりました。・・・・
【杭州風合鴨の煮込み】 【豚肩ロースの蜂蜜焼き】 【山芋と山椿の取り合せ】
【クラゲの和え物】 【チシャトウと干し貝柱の和え物】 【ラクダのコブの茅台酒づけ】
【蒸し魚の姿煮】
【スッポンと冬虫夏草入りスープ】
次々と以下の料理が演出され、最後に 豚の耳と鼻が出てきました。豚の耳と鼻は宴席の主賓に供せられるものですが、どなたも手を挙げる人がいなかったのでありがたく頂戴しました。
最後に果物のデザートが出て、豪華で珍味珍材の満漢全席が終了しました。
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