【031話】フクジュソウ(冬)生薬名:福寿草根(フクジュソウコン)
フクジュソウ(福寿草)は、日本、朝鮮半島、サハリン、シベリア東部、中国東北部に野生するキンポウゲ科の植物です。 旧暦の元旦頃に開花し、比較的長く黄金色の花を咲かせることから、幸福と長寿の意味を含めて「福寿草」と名付けられたといいます。また、元旦草(がんたんそう)朔日草(ついたちそう)の別名もあります。
福寿草は江戸時代から、新春を飾るめでたい花として南天や梅、松と一緒に寄せ植えにして出回っていたようで、126種の園芸品種が作られていました。
現在では紅花系、白花系、黄花系、墨色系と色の多様さと、八重咲き、段咲きなどの変化系のものも多く出回っています。
フクジュソウの根は生薬「福寿草根」として、強心、利尿を目的に用いられますが、作用が強いため、民間薬的に使うのは差し控えなければなりません。全草、特に根にはステロイド強心配糖体シマリンやアドニリドなどが含まれ、誤飲によって嘔吐、呼吸麻痺、痙攣などの中毒症状がでますので注意が必要です。
花言葉は、幸福、思い出、希望、祝福、おめでた等。鑑賞する花として愛でるのが賢明なのかもしれません。
福寿草 さいて筆硯 多祥かな 鬼城
片づけて 福寿草のみ 置かれあり 虚子
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