【095話】世界の世界地図
海外を旅する機会に、その国で売られている世界地図を買い求めています。それぞれの国では、自分たちを世界の中心において見ることが便利でわかりやすい事から、世界地図も自国を中心に表されています。
日本は太平洋を中心に右にアメリカ大陸、ヨーロッパでは大西洋を中心に左にアメリカ大陸を、そしてアメリカではアメリカ大陸を中心にユーラシア大陸を二つに分けて、右にヨーロッパを、左にアジアを置いています。
また、オーストラリアでは南を上にした世界地図が通常のようです。この南北が逆転した地図を見ていますと、日本の置かれた新しい世界観が広がります。オセアニア、アセアン諸国から眺めた日本は沖縄・九州が玄関口に見えますし、このあたりに交易基盤を置くことは利便性が高いと考えられます。ここに、どでかいハブ空港を建設する事ができないものでしょうか。
それと南北逆さの世界地図では南アメリカ大陸やアフリカ大陸、インド半島などが尖った山に見え、安定した構図に思えてなりません。北は南から搾取し、南に犠牲を強いて繁栄してきましたが、これからは南の繁栄で生きていることが不可欠の時代となってきそうです。
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