【075話】単位の今昔

 

小学2年生の孫に「1デシリットルは何リットルか」と聞かれて、大人連中が「はて?」と考え込んでしまいました。そういえば、中学生のころに、単位の覚え方を習った記憶があります。

「キロキロとヘクトデカけたメートルがデシに追われてセンチミリミリ」(k、h,da、m、d、c、m)
 キロ(k)は1000倍、ヘクト(h)は100倍、デカ(da)は10倍、センチ(c)は10分の1倍、デシ(d)は100分の1倍、ミリ(m)は1000分の1倍です。従って、1デシリットルは10分の1リットルということになります。
 それでも、この単位はキロやセンチやミリに比べてあまり使われなくなりました。ヘクトは気圧のヘクトパスカルや広さのヘクタールで少し聞きなれていますが、デカは全く耳にしません。

最近のたコンピューターのハードディスクの容量が1テラ(T)と聞いて驚きます。今から50年ほど前に、ベーシックのソフトを組んで動かしていたころには、数キロバイトの容量だったのが、いつの間にか、メガ(M)バイトになり、ギガ(G)になり、テラ(T)になりました。西洋の数の単位は3ケタずつ上がっていきますので、1Tは10の12二乗ということになります。さらに三ケタづつ、ペタ(P)、エクサ(E)、ゼタ(Z),ヨタ(Y)と上がっていきますが、きている間にはお目にかかれない数字のようです。

大学生時代に見た科学空想映画「ミクロの決死圏」は当時としては、画期的な特撮映画で、胸躍らせて見入ったものですが、このミクロ(マイクロ)はミリ(m)の1000分の1倍です。細菌やカビなどの微生物の世界です。ウイルスはさらに10の3乗小さいナノ(n)の世界になります。さらに三ケタずつ小さいピコ(p)、フェトム(f)、アト(a)、ゼプト(z)、ヨクト(y)の単位が用意されています。このように西洋では数値は三桁ごとに区切られています。

一方、日本では、4ケタごとに、万、億、兆、京、垓、(杼 )、穣、溝、澗、正、載、極、恒河沙、那由他、不可思議、無量大数と大きくなって、無量大数は10の68乗と想像を絶する大数です(これらの単位は別の説もあります)。小さい方は一ケタごとに、分、厘、毛、糸、忽、微、繊、沙、塵、埃、渺、漠、模糊、逡巡、須臾、瞬息、弾指、刹那、六徳、虚空、清浄となり、清浄は10の21乗分の1です。日本の単位の極めて大きい数字や小さい数字は仏教に由来するものが多いようです。

 このような数字に見いっていると、自分が大きいのか小さいのか分からなくなりますが、この不可思議な世界を刹那的に過ごすのはよそうと思っています。抹香臭い話になりました。

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